2011年10月30日日曜日

「公私」と「公=公共=私」

斉藤は「公共」が一般に「国家」が独占するようなイメージを払拭すべきであるとし、また山脇は「公私」二元論からの脱却を唱えている。すなわち、山脇は「政府の公/民の公共/私的領域」を相関関係にあるものとしてとらえ、「滅私奉公」ではなく「活私開公」という理念を打ち出している。この概念は法哲学者の桂木隆夫もその著作中で肯定的に紹介している(『公共哲学とはなんだろう』勁草書房)。

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