2011年10月4日火曜日

卒業設計

あと54分後にせまったゼミのための卒業設計をどうするかを書きながら考えたいと思います。

とっかかりはとりあえず最近の興味からかな。

心理的自己崩壊、資本主義の崩壊、快適さ、エナジースケープ、自然と呼応した建築、自己崩壊した人たちのための家、雄勝における超具体建築。みえ。


まず心理的自己崩壊した人たちのための家。震災による変化をとらえた建築ともいえる。

安全、安心、快適、人命の感触。

不明な世界への不信感からの自立。自分の身は自分で守る。自給自足、地産地消。
超コミュニティハウス。
超庶民的快適。→家が家である条件。
・家族がいる
・寝る場所があり、布団があり、清潔である
・水が出る。
・電気がつかなくても生活できる
・ダニ、ノミがいない
・食糧がある。調理できる。
・日当りがよい
・電話がなくても外部と接することができる
・命をまもる
・建築は土地から生えてる、土地の記憶。からの安心感
・個室がある。社会性のヒエラルキーをもった空間を有する
・トイレが使える
・自力で安全な場所に逃げられる
・手に入れられる
・現実を受け入れず忘れたようにもとの生活に戻ろうとする、資本主義の世界に戻ろうとする世界への警鐘

あなたはいま311と同じ状況が引き起こされたとき対応できますか?
食糧は?水は?仕事は?逃げる手段は?家は?どこに逃げる?何を守る?優先順位をつけられる?

ハウスメーカーの肯定
価格が安く、そこそこ快適な空間、家族を守れる空間をつくれている
建築家の無能性


一度きります。


次は雄勝における超具体建築について

雄勝の状況はかなり把握している。法的、経済的、政治的な縛りもなんとなく分かる。
卒業設計は通常そのような縛りを捨てて考えるがそこをクリアしつくる。そこでも何が優先なのか、震災によってかわったものを反映する。
海と山が近い、リアス式海岸、清流が多くある。これらを利用して雄勝でしかつくりだせない風景をつくれないだろうか。

被災地の印象はいつもぼくらが切り落としていたことを含めて考えている。ただそれらを+αで考えているのではなく、相互作用して全く予想できない変化をみせる。そこには快適性、経済性のほかに見栄やコミュニケーションに関することが大きく関わる。建築などの物体は使われなければ何の意味も持たない。建築家と被災地の乖離の根本。

ふぅ。

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