オフェンスの視点でつくったつもりが実はボールの視点であった。ボールを妨げるために壁は存在し、ボールを導くためにオフェンスはいる。
建築というのは共有でき体験するもの。体験自体がスタティックなものになったのならそれを見る視点が建築である。
オフェンスとディフェンスによって形成された空間を利用するボールの動き。ボールの動きに影響をうける人の動き。その相互的なやり取りを建築とそこを体験する人の関係に落とし込みたい。
そこではつねに動きが空間体験の主体であり、このボールと人の関係は空間の生成プロセスである。空間と人間のやり取り。
今回の設計ではボールの動きによって空間を形成する人の動きをスタティックに建築化し、そこを体験する新たな空間構成因子として人が体験するものを考えた。
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